
【日時】令和元年7月11日(木)16:30〜17:00
【場所】産総研臨海副都心センター 別館11F 第一会議室
【出席】35名
第一三共株式会社 メディカルアフェアーズ本部 メディカルサイエンス部 第一グループ 主幹 鏑木 淳平氏より、「大規模Registry研究におけるK-MIX+の活用について」の発表があった。
第一三共様にK-MIX+を使っていただき、香川県だけが地域医療ネットワークということで最終的な発表では、ぜひいい報告をしていただきたい。地域医療ネットワークを使って他の治験などでも利用される頻度が増えていくと思う。来年の2月1日、2日に日本医師会で全国の地域医療ネットワークの研究会の担当理事が来られるのだが、今回は香川県が担当する。その会で、単なる地域医療ネットワークではなく、K-MIX、VPNの中で周産期のプロジェクトや、ゆくゆくはVPNの中、外をうまくシームレスで提供できる、そういった枠組み、取り組みを発表したいと考えている。(原座長)
素晴らしい取り組みを香川でしていただいているので、我々もその恩に報いるような形というか、日本中で100万人もいると言われている自覚症状のない心房細動の人を見つける方法をあと数年以内に実用化したいと考えている。心房細動と診断がついてDOACを飲むと当然これで予後が良くなる。今のところ、香川県内から心原性の脳梗塞をゼロにしようとSCOPEと香川県からの両方の予算で頑張っているところ。(原座長)
第一三共さんの研究をお借りして、CRO協会ではネットを使って遠隔地からデータを見る仕組みを作ってやらせていただいているのだが、遠隔地から見て、臨床研究をするのは行く手間など色々なことがプラスになるので普及するだろうと思って始めたが、なかなか普及しない。それは医薬品開発だとか、臨床研究では規制が非常に厳しいので、そういう中で手順を変えてまでやることのメリットを感じられないというのが今の結論。ただ、紙でやっているところや、電子でやっているところもあると、逆に煩雑になって手間が増えてコストがかかってしまうということがあったが、これからどんどん電子化されてくると、おそらく遠隔地からデータを見るというのがベーシックになってくると考えている。その草分け的な研究だと思うので期待している。(日本CRO協会 渡辺氏)
原座長、大家副座長より閉会の挨拶。
次回のHCIF会合は令和元年11月15日(金) 13:00〜
高松サンポート合同庁舎 アイホールにて部会を開催予定。
(詳細は事務局よりご案内します。)
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