お知らせ&イベント
「ヘルスケア・イノベーション・フォーラム」
第24回治験IT化部会議事要旨
1.開催日時・場所
【日時】平成30年7月12日(木)16:30〜17:30
【場所】産業技術総合研究所 臨海副都心センター 別館11F 第2、3会議室
【出席】40名
2.開会
3.議事概要
- 1.「K-MIX+を活用したANAFIE Registryの推進−経過報告−」
第一三共株式会社 メディカルアフェアーズ本部 メディカルサイエンス部
エドキサバングループ 主査 鏑木 淳平氏より、「K-MIX+を活用したANAFIE Registryの推進−経過報告−」についての発表があった。【質疑応答】
Q.香川県医師会としては、K-MIX+を使っていただいて御社に感謝している。大学としても、香川大学臨床研究支援センターなど、香川県を治験の先進県にしたいという思いがあるので、ぜひ宣伝していただきたい。K-MIX+の問題点としてデータをピックアップしにくいとのことがあるが、それはK-MIX+で見つけにくいと言うよりは、電子カルテでも見つけにくいという風に言っていただけると。香川大学の場合は、ドクターのSOAPもK-MIXに公開して見えるようにしている。K-MIX+を始める時に、16病院の病院長や責任者を集めて、どこまで情報を見えるようにするかディスカッションをして、中にはあまり見せたくないという病院もあるが、大学は率先して開示していかなければということで、SOAPまで出すことにしている。そこで、7項目に落ち着いたのだが、その段階では臨床研究までまだ考えていなかったので、今後なるべく広げていきたい。このプロジェクトは2020年9月までだが、他の地域と比べてどうだったかを発表していただきたいのと、ぜひ地域医療ネットワークはいいよという結果に結びつけていただきたい。
(原座長)
- 2.「患者会支援アプリ「eCOQOLO」の概要・今後の展開」
株式会社アスクレップ 事業統括推進部 PDS事業推進室 野口 大輔氏より、「患者会支援アプリ「eCOQOLO」の概要・今後の展開」についての発表があった。
【質疑応答】
Q.掲示板の内容については一切関わらないとのことだが、議論が盛り上がりすぎたり、特定のユーザーによる誹謗中傷などがあった場合も運営側がコントロールしなくても大丈夫なのだろうか。(大家副座長)
A.掲示板の中は患者会の事務局の方がいるので、コントロールしていただき、いい会話をしていただくように考えている。(野口氏)
Q.どのような患者会があり、どれくらいの会員がいるのか、規模はどれくらいなのか、会の中身を教えていただきたい。
A.患者会の規模は100名を超える会から、まだ設立間もない患者会もあり、それぞれ特徴ある使い方をしていただいている。使っていただいているのは難病疾患の患者さんたち。現在、指定難病は331ほどあるが、まだ指定難病になっていない希少疾患を抱えた患者さんたちも活動されている。特にどの疾患、という区別なく、難病、希少疾患の方々にサービスを提供したいと考えている。(野口氏)
Q.運営するにあたり、難病疾患であるかどうかというのはどう判断されるのだろうか。基準を設けているのかお聞かせいただきたい。(大家副座長)
A.我々はプライバシーポリシー等をみて審査させていただいている。例えばNPO法人を立ち上げている場合等は公開情報があったり、法人格のない場合も直接会ってどういう意思や経緯で患者会を立ち上げられたのか等を、しっかり話をさせていただいた上で、利用に同意をいただいている。(野口氏)
4.その他 次回の案内など
原座長、大家副座長より閉会の挨拶。
次回のHCIF会合は平成30年11月16日(金) 13:00〜
高松サンポート合同庁舎 アイホールにて部会を開催予定。
(詳細は事務局よりご案内します。)
5.閉会
Copyright © 2009 Healthcare Innovation Forum All Rights Reserved.