お知らせ&イベント
「ヘルスケア・イノベーション・フォーラム」
第20回治験IT化部会議事要旨
1.開催日時・場所
【日時】平成28年11月18日(金)16:45〜17:15
【場所】高松サンポート合同庁舎 アイホール
【出席】40名
2.開会
3.議事概要
- 1.「K-MIXを活用"香川県の心原性脳卒中イベントをゼロにする"プロジェクト」
香川大学医学部 循環器・腎臓・脳卒中内科学 教授 南野 哲男氏より、「K-MIXを活用"香川県の心原性脳卒中イベントをゼロにする"プロジェクト」についての発表があった。
【質疑応答】
Q.私事が混ざる質問で恐縮だが、私は単身赴任であちらこちらへ行っている状況で、かかりつけ医というものがないし、そもそも地域医療とはかけ離れた生活を送っている。元々K-MIXは一旦病気にかかった方が対象だと思うが、私は動悸が出ることもあり、特にかかりつけ医などがいないような場合に対して、返してくれるような所を先生とオムロンで考えたりはしていらっしゃらないだろうか。
A.ちなみに私も単身赴任で質問を身近に感じている。残念ながら今、対象からは漏れている。ゼロにするとは言っているが、マジョリティからは外れていると思う。やはり、高齢の方、65歳をすぎてからの疾患などに重きを置いているため、引っ越しなどが比較的少なくなった方々、地域でかかりつけ医が必要な方々をメインとしている。(南野氏)
Q.健康診断で心電図をとって測るが、その際には心房細動が起こっていない可能性がある。例えば、負荷をかけて起き上がって、寝てという動きをした時に得異な波形が出たりすることがあるのだろうか。(上野氏)
A.もしそういう負荷で心電図が変わる方は狭心症や心筋梗塞など別の病気の疑いが出てくるかと思う。精神的な緊張など多少関係するかもしれないが、心房細動自体の誘発方法としては適切ではなく、やはり、その場でのデータが必要となってくる。家庭内の血圧など、心房細動を思わせるようなサインを見つけることができれば非常に有用になるかなと考えている。(南野氏)
Q.デンマークの先生の発表で埋め込み型を使って、一日、二日で行った場合と一週間、二週間の場合、一ヶ月の場合、一年の場合と比較された時に二週間で6倍の検出率だったという報告があった。それは埋め込み型なので、イベントはずっと計測していると思うが、ホルタ―でもあまり検出率が高くない。先生のお考えの中で、血圧計がベストなのか、それとも今はとりあえず血圧計を頼るべきだろうということなのか、お聞かせいただきたい。
A.60点を取ることを目指している。今は方法がないので、そのことを思えば、最初にご質問いただいた方などはどうするのかということはあるが、60点を取って、まずはシステムを動かし、埋め込み型にしろ、ホルタ―にしろ、多少なりとも侵襲的な面があるものに比べて、非侵襲で出来るというのが良い点だと思う。ただ、夜間、就寝中などに測ることができないので、一定の限界はあるが、60点を目指している。
4.その他 次回の案内など
原座長、大家副座長より閉会の挨拶。
次回のHCIF会合は平成29年2月10日(金) 高松サンポート合同庁舎 アイホールにて部会を開催予定。(詳細は事務局よりご案内します。)
5.閉会
Copyright © 2009 Healthcare Innovation Forum All Rights Reserved.