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お知らせ&イベント

「ヘルスケア・イノベーション・フォーラム」
第18回治験IT化部会議事要旨

1.開催日時・場所

【日時】平成27年7月16日(木)17:00〜17:30
【場所】産業技術総合研究所 臨海副都心センター 別館11F 第1会議室
【出席】40名

2.開会
3.議事概要
  • 1.「JCROAにおけるRSDVのアプローチ

    一般社団法人 日本CRO協会 顧問 渡辺 敏彦氏より、「JCROAにおけるRSDVのアプローチ」について発表があった。

    【質疑応答】
    Q.

    治験に必要な情報と現場の情報との食い違いという話があったが、実際、その違いというのは大きいものなのか。(大家副座長)

    A.

    昔に比べると少しは縮まってきたと思うが、例えば治験だと、治験薬を飲んでから3か月間、毎週データを取るように決まっていても、現実に医療の場では、毎週毎週データを取ることは難しく、実際には患者さんに毎週来てもらうことも現実的ではない。また、医療の現場では、患者さんに何かイベントが起これば、記録が残るが、イベントがなかった時には、基本的には記録は残らない。しかし、治験ではそういったものも求める。「変化がない」といった記録を求めることになる。
    何年か前に調査をしたことがあるのだが、臨床検査のデータを除くと治験に必要なデータを、カルテから取れるのは2割くらいであった。(渡辺氏)

    Q.

    薬をちゃんと飲んでいるかどうかという保証が必要になってくると思うのだが、対策はあるのか、お聞かせいただきたい。(大家副座長)

    A.

    日本ではあまりないのが現状。日本ではせいぜい患者さんにチェックさせる、もしくは飲み残したら持ってきてくださいということでチェックしているということもあるが、欧米の例を見ると、蓋を開けると記録が残るような仕組みで、コンプライアンスをきちんとはかっているという事例もある。日本ではあまり聞いたことがない。(渡辺氏)

    Q.

    それは、治験というスタンスからするとむしろ足りない部分になるのでは。(大家副座長)

    A.

    そう思う。自分自身でも、6割程度しか飲まない時があるので、それで薬の評価をするということは、それもばらつきに含まれてしまうので、コンプライアンスを把握することは薬効評価をするうえで重要なポイントになると思う。(渡辺氏)

    Q.

    静岡がんセンターについてのお話しがあったが、今後サテライトオフィスに全部つなげていきたいという流れはあるのかお聞かせいただきたい。(十川氏)

    A.

    ぜひそうあってほしいと思っている。まだ先は長いと思うが。(渡辺氏)

    Q.

    長期計画があって動いているということはあるのか。(十川氏)

    A.

    イメージとしては、当然ネットワークに入っている医療機関をどんどん取り込んでいきたいと考えてはいるが、現状の3年計画、5年計画といった中で具体的な計画があるわけではない。(渡辺氏)

4.その他 次回の案内など
  • 国際モダンホスピタルショウ2015のご案内。
  • 次回のHCIF会合は2015年11月27日(金) 高松サンポート合同庁舎 アイホールにて部会を開催予定。(詳細は事務局よりご案内します。)
  • 産総研 新しい形での活動を開始している→産総研の技術をどんどん使っていただくように技術の橋渡しをしていきたい。
  • 大家副座長より閉会の挨拶。
5.閉会

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