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お知らせ&イベント

「ヘルスケア・イノベーション・フォーラム」
第11回治験IT化部会議事要旨

1.開催日時・場所・出席者

【日時】平成24年12月3日(月)16:20〜17:30
【場所】高松サンポート合同庁舎 アイホール
【出席】60名

2.開会
3.議事概要
(1)「新たなステージを迎えた臨床研究
   ‐『臨床研究・治験活性化5か年計画2012』の方向性を踏まえて -」

(株)ベル・メディカルソリューションズ 常務取締役 渡辺敏彦氏より、「新たなステージを迎えた臨床研究‐『臨床研究・治験活性化5か年計画2012』の方向性を踏まえて -」について発表があった。

【質疑応答】
Q.

市販後薬調査など、臨床研究においてデータベースセンターを作ることは非常に重要。費用がかからず、研究が可能となる時代がくることも考えられる。しかし、メーカーは他社との併用に抵抗があり、医師主導型の研究に資金面で非協力的である。国としてもデータベース全体をまとめようとしない。CRO協会として、データベースセンターがあれば、治験が容易に可能だと、国にデータベースセンターを作る要望をあげていただいてはいかがか。(石田氏)

A.

データベースの話ですと、実際の運用費用の問題となるかと思う。CROとしてはある程度、ビジネスベースに乗った段階でのお手伝いとならざるを得ない。それができるとすれば、いかにコストを抑えて運用していくかを検討していくかの提案になると思う。(渡辺氏)

Q.

韓国やペンタゴンのように、国がデータベースセンターを作るということはしないのか。また、製薬会社、CRO協会も自らデータベースセンターを作り、管理していくことはないのか。(石田氏)

A.

現在はその考えはないと思われる。おそらく、国としてデータベースセンターを作るのではなく、たとえばUMINを中心に、様々な標準化を進める方向で考えているように思う。以前より、標準化を進める上で、たとえば日本版センチネル・プロジェクトのようなアプローチが進んできているが、データ利用の段階で最終的には規制の問題が大きい。公的資金で実施される臨床研究になると規制緩和の方向性なので、今後変わっていく可能性はあるかと思われる。(渡辺氏)


(2)「香川が日本を守る
   〜震災の少ない香川県に西日本最大のデータセンターを建設するSTNetの取組み〜」

(株)STNet 理事 営業本部副本部長 田口泰士氏より、「香川が日本を守る
〜震災の少ない香川県に西日本最大のデータセンターを建設するSTNetの取組み〜」
について発表があった。

【質疑応答】
Q.

高松市は水不足の問題が多いが、水の問題はないのか。
(石田氏)

A.

当初、われわれもその問題について非常に検討をした。本データセンターの空調は、水冷を使う。水冷メインで、空冷をバックアップするハイブリッド。その水冷で使用する水は地下約200メートルにある伏流水を使用する。非常に豊富な水源であるため、水の問題はない。(田口氏)

4.閉会

 

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