お知らせ&イベント
「ヘルスケア・イノベーション・フォーラム」
第14回事例研究部会議事要旨
1.開催日時・場所・出席者
【日時】平成24年12月3日(月)13:55〜16:10
【場所】高松サンポート合同庁舎 アイホール
【出席】60名
2.開会
3.議事概要
(1)新規参加団体等の紹介
総会時に行ったため、省略
(2)事例研究
- 「離島、へき地等の在宅看護を支援する「オリーブナース」研修」
公益社団法人香川県看護協会 常任理事 東條美春氏より、「離島、へき地等の在宅看護を支援する「オリーブナース」研修」について発表があった。【質疑応答】
Q.今後の方向性として、各ナースが所属している病院の業務の一環か、県として各所の要望に応えていくのか、どちらを看護協会としては考えているのか。県全体のナースがその方向に向かい、バンクを作っていくことが望ましいと考えるが。(石田氏)
A.受講生の大半が島しょ部勤務のため、現場で研修内容を活かし、次にネットワークを県全体に広げていくようにと考える。(東條氏)
- 「我が国の遠隔医療の動向と今後の展望 〜在宅医療や遠隔看護(テレナーシング)を視野に入れて〜」
日本遠隔医療学会 会長 原量宏氏より「我が国の遠隔医療の動向と今後の展望 〜在宅医療や遠隔看護(テレナーシング)を視野に入れて〜」について、発表があった。 - 「医薬連携の効果と今後の期待」(仮)
(株)STNet 営業本部 医療IT推進部 マネージャー 横田貴文氏より、「医薬連携の効果と今後の期待」(仮)について、発表があった。
【質疑応答】
Q.医薬連携の対象者の中でも、高齢者がスマートフォンを使いこなせるような工夫はあるのか。(国分副座長)
A.スマートフォンの使用が可能となり、昨年度の実証事業と比較するとインターネットや携帯電話などに比べ、字も大きくなり、操作性も上がったように感じる。しかし、まだ自らの操作が十分であるとは言えない。
(横田氏) - 「処方情報の電子化・医薬連携実証事業における臨床現場での障壁」
医療法人財団博仁会 キナシ大林病院糖尿病センター長 石田俊彦氏より、「処方情報の電子化・医薬連携実証事業における臨床現場での障壁」について発表があった。 - 「調剤薬局との連携」(仮)
(有)ライム調剤薬局 会長 吉岡秀雄氏より、「調剤薬局との連携」(仮)について発表があった。 - 「生活中の生理・行動・心理モニタリング」
独立行政法人産業技術総合研究所 健康工学研究部門 主任研究員 吉野公三氏より、「生活中の生理・行動・心理モニタリング」について発表があった。Q.今回のデータは日常生活の生理的なデータを取られているが、ストレスは社会環境にあることから、社会環境でのモニタリングを同時に行ってはいかがか。(石田氏)
A.そのレベルの調査までは現状は出来ていない。今の段階では、生活全般に渡る評価を行うことを目指しているが、職場だけなどの個々の環境での評価は進んでいない。個々の場面における切り分けの必要性を感じる。(吉野氏)
Q.ソフト化された後、アプリなどで出てくるのか。(石田氏)
A.現在は基礎的な段階のため、具体的な商品化のプランはない。(吉野氏)
Q.産婦人科では胎児の瞬時心拍数だけで、胎児の状態が確認できる。成人に関して、瞬時心拍数の変動を分析されるといろんなことが明らかになるのでは。(原座長)
A.日中活動時間は、社会環境や体の姿勢の変化などで、計測が難しい。そういう部分を切り出して評価することが必要となってくると思われる。(吉野氏)
Q.ヒヤリ・ハット検知技術とは、ヒヤリ・ハットを起こしたことを検知するのか、それとも起こしそうなところを検知するのか。(国分副座長)
A.ヒヤリ・ハットして、その結果それに伴う生理反応を検知する技術である。ヒヤリ・ハットを起こしそうな、例えば居眠りしそうな状態を検知する覚醒度を測る研究は別にある。(吉野氏)
4.閉会
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